2019年のお正月までにあと日曜日は数えるほどしかありません。
新年にふさわしい和菓子はなんといっても ”花びら餅” です。

餅(もしくは求肥)で味噌餡と軟らかく煮たゴボウをはさんだものです。
Contents
初釜での和菓子はこの花びら餅が定番です。
味噌餡にゴボウなんてなんとも不思議な組み合わせですね。
花びら餅の歴史について
・平安時代にさかのぼります。花びら餅は平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので、宮中のおせち料理の一つと考えられてきました。
・明治時代になると裏千家家元の初釜の時に使うことを許されて、新年のお菓子として広く使われるようになりました。
新春に行われる儀式、初釜
・初釜とはお正月を迎えたことを祝って新年に初めて釜をかけることをいいます。新年になり最初のお茶会のことです。1月10日ごろに行われることが多いようです。
・流派は基本的に表千家・裏千家・武者小路千家に分かれています。
・初釜においてはまず茶懐石を頂き、懐石後にお菓子⇒お濃茶⇒お薄茶となります。
・お茶会で心配なのは足の ”しびれ” ですよね。足がじんじんして、無理して立とうものなら… 想像できますよね。

足がしびれない正座の仕方にはコツがあります。
日本では正座をする機会は、お茶会だけではなく法事などでもあります。椅子の生活が一般化してきた今では、正座をしているとほとんどの人が足が ”つらそ~” です。

そもそも正座していて足がしびれるのはなぜでしょう。
正座をしている姿勢を見てみると折り曲げた足の上に全体重がのっていますね。足が圧迫されて血流が悪くなり、末梢神経の機能が低下してしまいます。身体に異常事態であることを知らせるために電流が流れるのですが、それが足がしびれてしまう原因です。
足の圧迫を減らす工夫って?
・まず、背筋を ”ピン” と伸ばして座りましょう。だらりと座っては体重がお尻にかかって、足がしびれやすくなってしまいます。
・正座をしたときふくらはぎの上におしりが ”ドン” と乗ってしまうとこれもまた、ふくらはぎを圧迫ししびれを誘発してしまいます。これを防ぐためには正座をしたとき左右のかかとを少しだけ開いて、その間にお尻をおさめるように座るといいですよ。しびれにくくなります。
・逆に、足の親指を少し重ねて正座すると足の甲が床についてふくらはぎが圧迫されるのを防いでくれます。時々、足の親指の重ねを入れ替えるといいですよ。
・しびれがひどく立ち上がるのが心配な時は、一度正座の状態からつま先を立てて座り直しその上にお尻をしばらく乗せるとふくらはぎに血流が戻り心配なく立ち上がれます。