呼吸をする時って、鼻から?口から?
口から酸素を取り入れることが出来るのはナント人間だけなのだそうです。
※ちなみに犬の「ハァ~ハァ~」は体温調節のためで酸素は肺に、ほとんど入ってきていないそうなんです。
鼻で呼吸しているつもりでも、知らず知らずのうちに口呼吸になってしまいます。
どうして? ラクだから・・・??
確かに、病気の時や疲れている時は口呼吸になってしまいます。
やはり口呼吸の方がラクなんですね。鼻呼吸の方がエネルギーを使うようです。
でも、ラクだからと言って安心してはいられません。
口呼吸は、なにもいいことがないのです。(もちろん鼻が詰まってしまって、やむなく口呼吸になってしまうのは仕方がないのですが)
口呼吸が身体におよぼす影響

そもそも、口には口の・鼻には鼻の役割があるのです。
口の主な役割はやはり食べ物を取り込むことでしょう。口の中には歯があり、食べ物を咀嚼して体内へと送り込む。構造を考えてみても口の役割は明白ですね。
口呼吸でいつも口が開いている状態ですと、口周り(頬や唇まわり)などの筋肉のバランスが悪くなってしまうそうなんです。結果、歯並びにも影響を与え咀嚼にも悪影響をおよぼします。
睡眠時にも口呼吸をしていますと口の中や喉の乾燥などで菌が繁殖して風邪を引いたりインフルエンザになどの感染症にかかりやすくなってしまいます。
※口の中は唾液で常に潤っています。唾液は細菌の繁殖や虫歯を防ぐというように口の中を清潔に保つ働きがあります。乾燥は健康上、好ましいとは言えません。
睡眠中に口呼吸が続くといびきの原因となったり、睡眠時無呼吸症候群という病気を引き起こしてしまう可能性もあります。
※睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が停止または低呼吸になることをいいます。(無呼吸・・1時間に10秒以上呼吸が止まることが複数回起きます。)睡眠時無呼吸症候群による症状はいろいろありますが、深刻な問題もあります。車の運転中に強い眠気で人身事故などを起こしてしまうことです。(どうしようもない強い眠気に襲われてしまうのです。)
鼻呼吸での鼻の働き

鼻はもともと呼吸をすることが目的の器官。(他の機能、嗅覚・声の共鳴の働きもあります。)
では、その鼻呼吸をするときの鼻の役割はなんなのでしょう。
3つあります。
あたため機能・・鼻に通る空気を適度に温める働きがあります。
加湿機能・・・鼻に通る空気を加湿する働きがあります。
フィルター機能・・・・粘膜から分泌される粘液や繊毛(センモウ)と呼ばれる毛などによって空気中の細菌やウイルス、ほこりなどの異物を除去する働きがあります。
こんな症状があったら、口呼吸しているかもしれないよ。
◎口が乾きやすい
◎風邪にかかりやすい・ 喉がイガイガする・鼻が詰まりやすい
◎口臭が続く
◎睡眠中によくいびきをかく
◎朝、起きると口が乾燥している
こんな症状があったら要注意だよ!
口呼吸から鼻呼吸へ
いかに鼻呼吸が大事なのかわかってきました。
日頃から口が開いている人は口周りの筋肉の低下かもしれません。
口呼吸から鼻呼吸へ切りかえる方法をご紹介します。
その名は”あいうべ体操”といいます。
口を「あ」「い」「う」「べ」と口や舌を大きく動かす運動です。これが1セットです。
1日30セットほど頑張ると1ヶ月ほどで効果が出てくるようです。(もちろん個人差はあると思いますが。)
おススメ 睡眠時の口の中、乾燥対策

マスクをつけての睡眠は、自分の呼気による水分で保湿されるのでおススメです。
でも、気がついたらマスクがなかった・・・なんてこともありえますが。

加湿器も空気中の湿度が保たれますので、おススメです。
湿度が50%以上に保たれるとウイルスのほとんどが活動できなくなるそうです。
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昼間は唾液の分泌も多いために口の中の乾燥も気にならないかもしれませんが、睡眠中に口呼吸が続くと口の中が乾燥して体調を崩す原因となってしまいます。
呼吸は一生、一瞬たりとも休むことなく続きます。
鼻呼吸、大切なことなんですね。