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ミドリムシって虫じゃない。実は藻の仲間。そして栄養の宝庫!

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ミドリムシって虫と間違えられやすいのですが、本当は昆布やわかめと同じ緑藻の仲間なんです。

虫ではな~いのです。

ミドリムシっていつからこの地球上にいるのでしょうか。

実は、生きている化石と言われているゴキブリよりずっとずっとずっ~と前からです。

ゴキブリが出現したのは今から約3億年前です。

ミドリムシはなんと5億年以上前に誕生した微生物です。

0.1mm以下の単細胞生物で顕微鏡でしか見ることは出来ません。

 

ミドリムシは止水や浅い水たまり、水田などのごく身近にもいます。

うさっぴ
うさっぴ
ミドリムシは世界中に100種類以上もいるそうなんだ。でも、そのすべてが商品化されているわけではないよ。限られた品種のミドリムシだけなんだ。

 

 

ミドリムシは学名ユーグレナともいいます。

ユーグレナ(Euglena)は(eu:美しい+glena:眼点)が名前の由来となっています。ユーグレナは植物のように葉緑体を持ち光合成をおこない、動物のように細胞を変形させて動くという植物と動物の両方の特性を兼ね備えた珍しい微生物なんです。

 

 

ミドリムシは栄養の宝庫です。

ミドリムシは59種類もの栄養素を含み栄養バランスがとても優れています。

人間が必要としているビタミン13種をすべて持っています。

体内で生成できないミネラルは食品やサプリから摂取する必要がありますがミドリムシは9種のミネラルを持っています。

マンガン・銅・鉄・亜鉛・カルシウム・マグネシウム・カリウム・リン・ナトリウムです。

体内で生成できない必須アミノ酸9種をすべて含み、計18種のアミノ酸を持っています。

体内で生成されないDHA・EPA・オレイン酸・リノール酸などの不飽和脂肪酸は11種持っています。

不飽和脂肪酸は植物や魚の脂に多く含まれています。必須脂肪酸もこの中に含まれます。必須脂肪酸は体内で合成することができません。

飽和脂肪酸はおもに動物性の脂肪に含まれています。

 

緑の血液ともいわれるクロロフィルを含んでいます。クロロフィルは抗酸化作用・デトックス効果・貧血予防・美白などの健康的な効果が期待できます。

そして、ミドリムシ特有の物質としてパラミロン(β‐グルカン)を持っています。パラミロンは体内のいろいろな物質を吸着して体外に排出する働きがあります。デトックス効果がみられます。

 

こうしてみると、アミノ酸を始めとした栄養バランスはとても優れていることが素人目から見てもよくわかります。(^^)/

 

そして、そのミドリムシの栄養は体内への吸収がすぐれている点にありそうです。

通常の栄養素は細胞壁の中にあり、体内へ十分吸収されないでいます。ですが、ミドリムシにはその細胞壁がありません。

そのため、ミドリムシのバランスのとれた各栄養素は効率的に消化・吸収されやすいのです。



ののか
ののか
あまりにも優秀なミドリムシ。

今では健康食品・サプリメント・飲料・化粧品などあれやこれやと商品化されていますよ。

それから犬猫用のサプリメントやクッキーまであるみたいなの。

それに、バイオ燃料の研究も進められているそうよ。どれだけの可能性を秘めているのかしら!!

 

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