8月も末になってきましたが、今年は秋の訪れがちょっと早い気がします。
夕方も、涼しく感じる日がありますし虫の声もどこからとなく聞こえてくるようにもなりました。
秋も、すぐそこに来ている証です。
で、秋と言えばいろいろな表現がありますよね。読書の秋・実りの秋・スポーツの秋・芸術の秋・物思う秋など。
開放的な夏と比べて、落ち着きを取り戻しつつあるイメージです。
でもでも、わたしの中ではダントツに1位は 食欲の秋 なのです。
どうして、秋になるとあれもこれも美味しくて食べすぎてしまうのでしょうか。不思議です。
でも、そればかりではないんだよ。幸せホルモンといわれる ”セロトニン” も関与しているみたいなんだ。
秋に食欲が増すにはこんな理由が・・

秋になると・・日照時間が少なくなり神経伝達物質のセロトニンの分泌量が減ってきます。セロトニンは陽にあたった時間で分泌量が調整されるのです。
セロトニンは「もう、お腹いっぱい!」って食欲を抑えてくれる働きがあるんです。
秋になって陽にあたる時間が短くなりセロトニンの分泌量が減ってくると食欲が増す要因になります。
陽にあたる以外でも、セロトニンはトリプトファン・ビタミンB6・炭水化物の摂取によって体内で作ることができます。
トリプトファンは体内で生成できない必須アミノ酸の一種です。食べ物から摂取しましょう。チーズ・豆腐・バナナ・卵・牛乳などです。
ビタミンB6も食べ物から摂取しましょう。にんにく・マグロ・鰹などです。
※バナナはトリプトファン・ビタミンB6・炭水化物を含む食べ物です。
3拍子そろっていますので、セロトニンを生成するためには手軽に摂取しやすい食べ物です。
秋になると・・気温が下がってきます。気温が下がると代謝が下がり、人は代謝をアップさせるために熱量を必要とします。そうなんです。そのために人はお腹がすいてしまうのです。
秋になると・・暑い夏を通り過ぎて、やっと涼風を感じるようになるとヤレヤレ、夏バテも解消されてきます。
そんな目の前に実りの秋です。
美味しい新米を始めとしてあっちを向いてもこっちを向いても美味しいものがいっぱいです。食欲が増すのもムリはないですよね。
食欲に打ち勝つためにはどうしたら・・

こんな美味しそうな食事、どれだけでも食べられそう。だって夏の間は食欲もなく冷たいものばかりの日々だったのだから・・
でも、バランスよく栄養を摂取する食事は夏でも秋でも、いつでも大切です。要は食べすぎてはいけない、ということですよね。
食事はゆっくり食べましょう。よく30回噛んで食べるといいって聞きますが、実際それを実行している人がわたしの目の前にいたのです。
わたしは器用な人だなぁって思っていただけなのですが、それがいいんですね。
満腹中枢が働き始めるのは食事開始から20分ほどたってからと言います。ゆっくり食べれば食事する時間も長くなり、自然と食事量を抑えることが出来ますよ。
お腹がすいたからって一気に食べるのはNGです。
カフェインは食欲を抑える効果があります。
食事の前にお湯やカフェインの入っているコーヒー・紅茶などを飲みましょう。もちろん、砂糖入りの飲み物は目的に反します。甘みのない(少ない)飲み物が良いですね。
食事に野菜たっぷりのスープなどを添えましょう。自然と食事量を減らすことができます。

でも、1番なのは健康です。ちょっとぐらいぽっちゃりだって愛嬌、愛嬌!