おいし~いメロン。なかなか食べる機会は少ないのですが、食べごろメロンは甘くて、ジューシーで幸せ気分になってしまいます。
あの網目模様は、メロンのための特別模様にさえ感じます。
はて? あの網目模様は何のためにあるのでしょう? あって当然とさえ思っていたあの模様はいったいナニ?
皮は食べませんが、改めて考えてみると何の意味があるのでしょうか?
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メロンの網目模様には理由があった

メロンの網目模様はその成長過程に秘密があったのです。
メロンは内側の果実部分の方が表皮より成長が早いのです。
そのために、内側の圧力により皮の部分である表皮に亀裂が生じます。(ひび割れのようなものです。)
ひび割れ状態のままにしておくわけにはいかないメロンはメロンの内側から出てくる分泌液でそのひびを固めコルク質の層を作ります。(人間がケガをしたときにできるかさぶたのようなものです。)
その繰り返しによってメロン特有の美しい網目模様ができるということなのです。
メロンの網目模様が細かくはっきりとしていて全体に均等に広がっているものが甘くておいしいメロンと言われています。
コルク質の層・・これが出来ることによって外部からの病原菌の侵入や内部からの水分の損失を防止する役目があります。
メロンの種類
メロンの品種は大きく分類すると2種類になります。
網目のある ”ネット系メロン” と網目のない ”ノーネット系メロン” です。
ネット系メロンには青い果肉の物と赤い果肉のものがあります。
アールスフェポリット・アンデスメロン・アムスメロン・肥後グリーン・オトメメロン・キスミーメロンなどの果肉の青いメロン
夕張キングメロン・ルアレッド・クインシーメロン・レノンメロン・オレンジハートメロン・鶴姫メロン・スィートルビーメロンなどの果肉の赤いメロン
表皮がツルッとしています。プリンスメロン・ハネデューメロン・ホームランメロン・パパイヤメロン・キンショーメロン・エリザベスメロン・イエローキングメロンなどがあります。
静岡県特産のマスクメロンには栽培地域によって2つのブランドがあります。
クラウンメロンとアローマメロンです。品種も栽培方法も同じで品質に変わりはないのだそうです。
メロンを美味しく食べるためのポイント
メロンは見ているだけでは、いつ食べていいのか迷ってしまいますよね。
美味しく食べたいと、じっと待ち続けていると食べるときには アレッ? 熟しすぎ…なんてことないでしょうか?
購入する時は色づきが均整とれていてズッシリと重みのあるメロンを選びましょう。購入したら20℃~30℃の風通しの良いところに保存しておくのが美味しく食べるコツですよ。
メロンは収穫後に追熟する果物ですが、冷蔵庫の中では熟成ができないのです。
☆食べ頃ポイント・・甘くてみずみずしい香りがしてきたら。
☆食べ頃ポイント・・ツルがしなびてきた頃。
☆食べ頃ポイント・・メロンの底を指で押してみて柔らかくなっていたら。
いよいよ食べ頃になったら、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れて冷やして食べるのが一番です。メロンは食べ頃を過ぎてしまうと中から発酵し始めます。
せっかくのメロンですもの美味しく頂きたいですよね。
メロンを食べると喉に違和感を感じる時ありませんか?
本当に美味しいメロンですが食べた後、喉がなんというかイガイガ? ピリピリ? って刺激を感じる時はないでしょうか?
実はメロンにはタンパク質分解酵素の ”ククミシン” を含んでいるのです。
このククミシンが唇や口腔や喉の表皮を刺激してしまうのです。でも、この刺激は15分程度で消えてしまうというので安心してくださいね。
でも、あまりにも長く強く感じ、痒みや腫れがある場合はもしかしてアレルギー反応かもしれません。
”口腔アレルギー症候群” と言います。医療機関で相談されると良いと思われます。”口腔アレルギー症候群” はアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もありますので注意が必要です。
※果物に含まれるタンパク質分解酵素・・パイナップルには、ブロメライン。キゥイには、アクチニジン。イチジクには、フィシン。パパイヤには、パパイン。それぞれ違うんですね。
酢豚などの料理にパイナップルが用いられているのは食肉を柔らかくする目的があったんです。
こうした対処法で症状がやわらぐようですよ。 頭のすみっこにでも留めておいてね。