フリー記事

ラジオ体操はまるで漢方薬のようにじわじわと効く全身運動

Pocket
LINEで送る

もうちょっと、もうちょっとすると、梅雨も明けて夏休み~ですね。

開放的な夏! 待ち遠しいですね。特に子供たちは・・

すると、朝早くから聞きなれた音楽と一緒にどこからともなく聞こえてきませんか!

ラジオ体操だいいち~って!

たしかに子供の頃、朝早く通った記憶があります。スタンプなんか押してもらったりして。はるか昔ですが・・・ もちろん今でも行われているところも多くあると思います。

でも、あのラジオ体操ってものすごぉ~く身体にいいって言われているんです。

第1から第2まで体操しても、7分もかからず終わってしまうあのラジオ体操がです。

うさっぴ
うさっぴ
ラジオ体操は昭和3年(1928年)に制定されたんだよ。もう90年以上も親しまれてきた体操なんだ。健康維持・増進のために「いつでも、どこでも、だれでも」できるのがラジオ体操だよ。

 

ラジオ体操は代謝をよくするため呼吸を止めずに行いましょう!

国民の健康増進を目的として昭和3年にラジオ体操が制定される折、定められた3つの基本方針があります。

① 簡単、容易で誰にでもできるもの

② どこでもすぐやれるもの

③ 調子が良くて、気持ちがよいもの

ラジオ体操が全国に普及していった背景には、ラジオ体操がこれらの基本方針に沿って作られているからだとも言えるのです。

 

ラジオ体操がすぐれている理由

ラジオ体操は全身600もの筋肉の内、約67%である400ほどの筋肉を使う全身運動なんです。

しかも、時間にすれば第一・第二と合わせても7分弱です。それで全身運動だなんて、えぇ~!って驚きです。

 

それぞれ、13の科目によって構成されています。

ラジオ体操第1「老若男女を問わずだれでも出来ることにポイントをおいた体操」

 

ラジオ体操第2「体を鍛え、筋力を強化することにポイントをおいた体操」

 

ラジオ体操の消費カロリーは約30Kcal。速いペースのウォーキングに匹敵するとか。また、運動強度は4.5メッツです。

※メッツ・・安静時の身体活動を1メッツとして、運動時にその何倍のカロリーを消費しているかを示している数値です。

ラジオ体操をしっかりキチンとやれば、思っている以上の効果も期待できますね。

 

ものしりくん
ものしりくん
ラジオ体操の伸びの運動・腕を振る運動・回す運動は指先に力が入らないように軽く手先を握るのがいいんだって!

 

ラジオ体操を継続している人の調査では<身体的機能を維持・向上><こころの健康を保持><生活が規則正しくなり、食欲減退が防げる>などの効果が認められたのだそうです。

より詳しく:一般財団法人 簡易保険加入者協会 ラジオ体操DE健康タウン

 

にゃんぴ
にゃんぴ
ところでテレビのない時代に制定されたラジオ体操がどのようにして全国に普及していったのか不思議だよね。

それはね。全国の郵便局員さんが図解パンフレットを持って講習会を開きながら全国に広めていったんだって! そのチラシには体操の動きがひとつひとつ丁寧に描かれているそうなんだ。 

 

バランサーで20種類の栄養1日分を簡単補給!

 

ののか
ののか
このラジオ体操を作ったのは明治42年(1909年)茨城県生まれの遠山喜一郎さんです。遠山さんは昭和11年(1936年)に開催されたベルリンオリンピックに日本代表選手として出場された人です。

作成に当たって重点を置いたのは、動きの「つなぎ」とリズムの「流れ」。

遠山さんの体操理念は「一度動き出したら、音楽に乗って最後までやりきれるものでなくてはならない」というものであったそうです。

遠山さんもラジオ体操が90年以上も親しまれているなんて、知ったらきっと驚きでしょう!

ラジオ体操の奥深さを始めて知ったわ。

ところで ”みんなの体操” っていうのもありますね。

この体操はラジオ体操より、もっと優しく取り組める運動です。

テンポもゆったりで過度の負荷もかからず、高齢時に弱くなる身体の部位、例えば股関節の柔軟性などを意識し、また身体に障害のある方でも気軽に行え、屋内で日中に行えることを前提として作られた体操なんですって。

 

Pocket
LINEで送る