けだるいような真夏の暑さ。なんにもやりたくない!ってなりませんか?
日本は高温・多湿のため、そんな状態に陥ります。夏バテですね。
食欲不振! 身体がだるい! 夜、眠れない!
そのため、わたしはバテバテになってしまいます。
それに冷たい飲み物や、のど越しのいい食べ物ばかり! そのうえ熱帯夜で夜も寝苦しく身体も休まらない!
これでは、夏バテまっしぐら 。。
夏に甘酒は理にかなっています。

甘酒がどれほど身体に良いのか、別の呼び名を聞いただけで納得してしまいます。
それは、「飲む点滴」
でも、甘酒には米麹から作られているものと、酒粕から作られているものがありますね。
砂糖とアルコールが入っていないのが米麹の甘酒。入っているのが酒粕の甘酒です。製造方法が違うのですね。
また、効果もそれぞれに違いがあります。米麹の甘酒は主に疲労回復に効果があり、酒粕の甘酒は油を排出する成分が含まれているのでダイエットにも向いています。
そして、「飲む点滴」と呼ばれる甘酒は米麹から作られている甘酒を指します。
米麹から作られている甘酒。飲む点滴と言われるからにはきっと栄養満点に違いありませんね。
米麹から作られる甘酒に含まれている栄養素は体内で合成できない9種類の必須アミノ酸のほかにビタミンB群・ミネラル・食物繊維・オリゴ糖など実に豊富です。「飲む点滴」という呼び名がふさわしいのも納得です。また、これらの成分が点滴と同じであるということも大きな理由ですね。
腸内環境の改善・・善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維は腸内環境を整えるには最高です。便秘の改善にも役立ちます。
疲労回復・・こんなにも栄養豊富な甘酒。疲労回復に効果があるのはもっともです。甘酒にはブドウ糖も多く含まれています。ブドウ糖は脳のエネルギーの源でもあります。
美肌効果・・甘酒はビタミンB群も豊富です。血行にも代謝にも効果が期待できます。ビタミンC、アミノ酸、ビオチンなどの成分が肌荒れ、シミ、くすみにも効果的に働きます。
ダイエット効果・・甘酒に含まれているブドウ糖は血糖値を上げます。それによって満腹感を得られ食べすぎを防ぐ効果も期待できます。ブドウ糖はすぐにエネルギーになるので太りにくいそうです。(あくまでも太りにくい……です。)
甘酒は夏の季語。意外です。
甘酒といえば、寒い季節にフ~フ~いって飲み、あたたまるぅ~って。そんな飲み物って思っていました。実際、お正月にはわたしの地元の神社でも甘酒を振るまってくれます。
でも、甘酒の歴史を振り返ってみますと起源は古墳時代。日本書紀に甘酒の起源とされる天甜酒(あまのたむざけ)に関する記述があるそうです。
そして、江戸時代には栄養豊富な甘酒は体力回復に「夏の栄養ドリンク」として夏の風物詩でもありました。俳句においては夏の季語となっています。
栄養価の高い甘酒は江戸庶民の健康のために老若男女問わず購入できるよう江戸幕府が甘酒の価格を最高で4文に制限していたそうです。
非常に人気のある飲み物であると同時に夏バテ防止のための飲み物でもあったのです。
飲むタイミングで得られる効果もそれぞれ… 100ml/回 前後 200ml/日 位を飲む適量と考えれられると良さそうです。糖分も有りますので、美味しいからと言ってがぶ飲みは避けましょうね。