今年の梅雨は少し例年とは違いますね。ずいぶん遅れている地方もあるようです。
いつもは夏休み直前ぐらいに梅雨明けとなるのですが、今年はどうなるのでしょうか?
だって夏休みにはバーベキューやら海水浴やら川遊びやらアウトドアの楽しみがいっぱいですもの、お天気の具合がとても気になる方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
そして、わたしには暑い夏の苦い経験があるのです。それは・・熱中症 です。
仲間たちと一緒に川でバーベキューを楽しんでいたのですが、サービス精神旺盛の私は冷たくて気持ちのいい川の中へはほとんど入らず、ただひたすらに炭火焼をして仲間たちに振るまっていたのです。
そして、何時間かたった後それはやってきました。太陽と炭火の熱さを全身に受けていたのですから当然と言えば当然のことなのですが・・・
頭が痛くて痛くて、これはマズイ! と思ったわたしは、ようやく川へ入ったのですが後の祭りでした。帰り際の車の中ではガンガンする頭を抱えながらただただ ”もうろう状態” でした。
今ほど、熱中症への注意喚起はなかった頃でした。ましてや、対策などを見たり聞いたりする機会もあまりなかったのです。
家に戻ったわたしは、正しい方法だったとは思えませんが、ただひたすらに部屋を冷やして寝込むだけでした。
それで良かったのかどうかわかりませんが、なんとか回復することができました。
熱中症の症状と対策

熱中症は体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり体温が異常に上昇することで引き起こされます。
熱中症の症状は具体的な治療の必要性からⅠ度~Ⅲ度に分類されているとのことです。
その場の応急処置で対応できる軽症で症状は ”めまい・立ち眩み・こむら返り・汗をふいてもふいても出てくる” です。
対策は涼しい場所に避難し衣類をゆるめて、身体を冷やし水分・塩分を補給しましょう。
病院への搬送を必要とする中等症で症状は ”頭がガンガンする・吐き気がする(吐く)・倦怠感(身体がだるい)” です。
対策はⅠ度の時と同様にし、足を高くして休みます。身体の状態によっては、すぐ病院へ行きましょう。
入院して集中治療室の必要性のある重症です。症状は ”意識がない・身体のひきつけ(痙攣)・呼びかけに対し反応がおかしい・まっすぐ歩けない、走れない・体温が高い” です。
対策は氷や水で身体(首・わきの下・足の付け根など)を冷やします。そして、すぐに救急車の要請を!
軽症と思っても素人判断はとっても危険です。専門家(病院等)の支持を仰ぐのが賢明です。
熱中症にならないために常日頃の対策
熱中症は体温の上昇に伴うことで引き起こされる症状です。
では、どんなことに気をつけていればいいのでしょうか。
熱中症は暑い日ばかりに発症するとは限りません。気温が25度以下でも、湿度が80%以上の時は要注意です。
もちろん、日差しが強い時も注意が必要ですが「暑さ指数」に気をつけていることも大事なことです。
熱中症の予防情報はこの「暑さ指数」を基にしているということです。
規則正しく食事を摂りましょう。特に朝食は大事です。睡眠中に汗をかいて水分不足になっている場合もあります。栄養と水分を摂るためにも朝食はきちんと食べましょう。
日々の生活の中でも体調がすぐれない場合は、休息が必要です。自分の身体の声に耳を傾けましょう。無理は禁物です。
熱中症は水分や塩分の不足によっても引き起こされます。水分はこまめに飲むようにしましょう。少しずつでいいので回数を多めに飲むようにしましょう。喉が渇く前に水分を摂ることがポイントです。(アルコールは逆効果です。水分補給にはなりません。)
また、塩分入りの飴なども上手に使って塩分補給も心がけましょう。
体温調節をうまく行うために軽い運動をして汗をかく習慣をつけましょう。でも、暑い中での無理な運動は避けてください。
経口補水液を手作りで・・
手作りと言ってもただ材料を混ぜるだけの、誰でも簡単に作ることが出来るものです。
以下の分量を混ぜたらOKです。簡単でしょっ!

水 500ml ※湯冷ましの方が安心です。
砂糖 20g ※キビ砂糖など使うといいですよ。
塩 1.5g ※天然塩がいいですね。
お好みで レモン汁・リンゴ酢・はちみつ などで味に変化を!
高齢者の方は体温調節機能が低下しています。暑さや、のどの渇きを感じにくくなっている場合もあります。そのため、部屋の中でも熱中症になってしまうことがあります。
また、車の中に小さなお子様を残したままにしていて痛ましいことになってしまうニュースをよく耳にします。
どうか、楽しい夏を過ごされますように・・