フリー記事

大根おろしの汁って、どうしてる??

Pocket
LINEで送る

大根おろしを付け合わせにするために、シュッシュシュッシュとおろすのは本当に大変。でも、これが美味しく食べる要と思ってひたすら頑張る。(今では便利な機械がありますよね。でも、わが家には・・・ない! )

頑張って頑張って、できた大根おろし。汁を絞って使いますよね。でないと、他の食材がびっしょりになってしまうもの。

でも、いいのでしょうか? この汁も大根の一部。なんだかこの汁の中に大根の栄養がいっぱいある気がする。このまま捨てるのはなんだか心苦しい・・

 

 

うさっぴ
うさっぴ
大根と言えば何といっても消化酵素のジアスターゼだよね。大根の代名詞と言ってもいいほど。でも、この大根おろしの汁には入っていないのかな?   

 

大根おろしの汁の栄養

 

大根おろしの汁もやっぱり大根。入っているんですよ。ジアスターゼが。それにビタミンCも!

では、ジアスターゼの働きって何でしょう? 消化を助けるってよく聞きますが!

 

大根おろしに含まれる消化酵素。アミラーゼ(ジアスターゼ)はもちろんのこと、プロテアーゼ・リパーゼという消化酵素も含まれています。それぞれ分解するものが違います。アミラーゼはでんぷんを、プロテアーゼはタンパク質を、リパーゼは脂肪をって具合に・・

でも、弱点があります。それは熱。だから大根おろしをぐつぐつ煮るのはNGです。しかも酸化も早いから食べる直前にすりおろして生で食べるのがベスト!これ重要ポイントです。

そしてもう一つのポイント、ビタミンCは皮の方により多く含まれているから、おろす時は皮ごとがおすすめです。

そうそう、大根をおろすときは葉に近い方が甘みがありますよ。下にいくほど辛みが増します。

 

※大根おろしの消化酵素によって期待できる効果は・・

胃のむかつき・二日酔い・食欲不振・胸やけなどです。胃の働きを助けてくれますよ。

※大根にはオキシターゼという酸化酵素も含まれています。オキシターゼは魚の焦げなどに含まれる発がん物質の解毒作用があります。

 

121種類の酵素と乳酸菌

大根おろしに含まれるイソチオシアネート

聞いたことがない名前ですね。舌を噛んでしまいそう・・

これは大根おろしの辛み成分なのですが、面白いことに大根そのものには含まれていないんです。どういうこと?

イソチオシアネートは大根をすりおろしたり切ったりすることで細胞が壊れ、はじめて化学反応により生成される成分です。

 

イソチオシアネートは殺菌作用・発がんの抑制・抗酸化作用・解毒作用・炎症緩和が期待できます。嬉しいことづくめです。

 

 

大根おろしの効果を深読みすると、便秘・むくみの解消。アンチエイジング、美肌効果、そして免疫力UP。そんな効果が期待できそうですね。

毎日の食事に上手に取り入れていきたい大根おろしとその汁です。

大根おろしは日常的にも使うからイメージしやすいのですが、その汁となると・・どうやって??

 

うがいにもよさそうな大根の汁。でもそのままではヒリヒリしそう。そんな時は少しの水をプラスしてみましょう。様子をみながらやってみてくださいね。

そのまま飲むには刺激的かも・・。そんな時は濃いめのジュースに大根おろしの汁をプラスしてみましょう。飲みやすい量を入れてみてくださいね。

また、はちみつを溶かして飲むのもいいですよ。のどの痛みのある時、試してみてくださいね。

これからは麺類が大活躍の季節。麺つゆに大根おろしの汁を少々プラス。暑い季節にはさっぱりとして食欲も増進。

希釈用の麺つゆだったらお水と汁で半分ずつぐらい(水:汁を1:1)をプラスして試していってくださいね。

古米でご飯を炊くときにも少量の大根おろし汁をプラス。おいしく炊けるそうですよ。

固めのお肉でも大根おろしの汁に30分ほど漬けこんでおくとリーズナブルなお肉でも大変身です。すりおろしたら早めに使ってくださいね。

 

 

ののか
ののか
この夏は大根が大活躍しそうな予感。大根の葉はカロテン・カルシウム・食物繊維が豊富ですよ。大根には捨てるところがないのです。

アッ!それから大根は葉から水分が抜けていってしまうので、葉の部分はすぐに切り離して炒め物などに使うと美味しいですよね。ゴマ油をひいたフライパンで炒め、ちょっとだけお醤油をかけて、おかかやごまをまぶしたらご飯のおともにもう最高!

大根はラップか濡れた新聞紙でくるみ冷暗所で保管。早めに使ってしまいましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Pocket
LINEで送る