チーズは低GI食品です。えっ!低GI食品ってなぁに!?
そうですよね。日常あまり気にする言葉ではないですよね。
GIは Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略です。食後血糖値の上昇度を示す指標のことなんです。食品ごとにGI値が設けられています。
チーズは優れた栄養食品であり低GI食品でもあり・・

赤ちゃんはミルクで成長していきますね。
チーズはそのミルクから作られています。このチーズには食物繊維を除くすべての栄養素(六大栄養素・・タンパク質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミン、食物繊維)が含まれているんです。
しかも、熟成によりタンパク質が小さな分子になっているので消化吸収もしやすくなっているのだそうです。チーズと一緒に食物繊維も摂取するといいですよね。
世界一希少で高価なチーズはセルビア共和国のザサヴィッツ自然保護区のロバのミルクから作られる ”ドンキーチーズ” だそうです。ロバのミルクは少量しかとれず、しかも時間のかかる秘密の製法で大量生産ができないためだとか。
価格は1㎏あたり880ポンド(12万円以上)なんですって!
低GI食品について
低GI食品は血糖値が緩やかに上昇する食べ物のことです。

ところで、近年ではGI値ではなくGL値(Glycemic Load)も注目されていますよ。GL値は食品100gに含まれる糖質量にGI値をかけて、100で割ったものです。
100gという常識的な食事量にどれだけの血糖値上昇リスクが含まれているのかわかるそうなのです。
GI値の高い場合でも食品の炭水化物の割合が低くなればGL値は低くなるということだそうです。
※参考元:血糖値コントロールの新指針・GL値っていったい何?
チーズの種類
チーズは大きく分類するとナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類に分けられます。
ナチュラルチーズの原料はミルクです。加熱処理されていないチーズです。ミルクのタンパク質と脂質を酵素で固めたものです。
プロセスチーズはナチュラルチーズが原料なんです。ナチュラルチーズを加熱処理し菌を殺しているものです。そのため熟成が進まず保存性が高いチーズです。
ナチュラルチーズを分類してみましょう。
ナチュラルチーズは7種類に分類されます。
非熟成タイプです。乳酸菌や酵素などで凝固させホエイを分離させてすぐに食べられます。家庭でのチーズ作りに向いています。ヨーロッパでは日常的によく食べられています。
クリームチーズ・カッテージチーズ・モッツァレラチーズ・マスカルポーネなどです。
白カビタイプのチーズです。チーズの表面に白カビを繁殖させます。この白カビが出す酵素によって熟成します。
カマンベール・ブリードモー・クロミエ・サンタンドレなどです。
青カビを繁殖させたチーズです。強いクセがあります。最近では青カビタイプのチーズのまわりに白カビをつけたマイルド風味のチーズも作られているそうです。
ゴルゴンゾーラ・ロックフォール・ダナブルー・フルムダンベールなどです。
カビ・細菌熟成のタイプのチーズです。山羊のミルクで作られるチーズです。シェーブルとはフランス語で山羊のことを言います。チーズはクセ・臭み・酸味いずれも強いのが特徴です。山羊のミルクで作ったチーズは牛乳で作ったチーズより歴史は古いです。崩れやすい特徴もあるので比較的小さくまた外観もユニークなものが作られています。
ヴァランセ・サントモール・マコネなどです。
熟成中にチーズの表面を塩水やワインで洗うことからこの名がついています。細菌熟成のタイプのチーズで表面のライオネンス菌の粘りを何度も塩水やアルコールで洗うことにより柔らかくコクのあるチーズが出来上がります。香りが強いのも特徴の一つではありますがクリーミィーで柔らかくマイルドなチーズです。
エポワス・リヴァロ・モンドール・ラングルなどです。
フレッシュチーズをプレスして水分を抜いたチーズです。保存性も高くしっとりしたタイプです。プロセスチーズの原料にもなります。
ゴーダチーズ・コルビージャック・チェダーチーズなどです。
セミハードよりさらに強くプレスされています。もともと保存食として作られてきたチーズで、塩味も強いのが特徴です。また、熟成期間も長く濃厚でコクがあります。
バルミジャーノ・エダムチーズ・コンテチーズ・ミモレットなどです。
食べ方もチーズによって ”そのままで・デザートとして・サーモンや生ハムと共に・赤ワインと一緒に” などなどなどです。これまた楽しいですね。
チーズ通になったら・・・ちょっと自慢!