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サラダ味せんべいとは? どんな味? そしてサラダ味に関わるサラダ油の特徴をまとめてみました。

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スーパーでお菓子売り場に行くと本当にいろいろなお菓子がありますよね。

スナック菓子・和菓子・洋菓子などなど。しかも、どれも実においしい・・ついつい手が伸びてしまう。

 

 

そんな中で、気になるのが ”サラダ味せんべい”。

醤油味…うんうんわかるわかる。味噌味…そうそうこれもおつな味。きなこ味…これも懐かしくてやさしい味わいです。まだまだたくさんの味のおせんべいがありますよね。

でもサラダ味はどんな味と言われると??? なに? なんの味? おいしいけど答えられない。

うさっぴ
うさっぴ
サラダ味せんべいとはサラダ油をからめて、塩味をまぶしたおせんべいのことをいうんだよ。だから味は塩味なんだ。野菜サラダの味ではないんだよ。

 

そうだったのね……… でも、気になることがありますよね。

それでは、サラダ油ってなに?

当たり前すぎて考えたことなかった、サラダ油のこと。

 

サラダ油はおそらく毎日と言っていいほど使う必要不可欠なものですよね。

でも、そのサラダ油ってなんの油のことかは考えられたことがおありでしょうか?

菜種油・コーン油・ごま油・オリーブオイル…こんな風に原材料がすぐわかる油はいいですが、サラダっていわれると野菜から抽出したオイルかと思ってしまう…

いやいや、そんなことはないですよね。キャベツやニンジンから抽出したオイルなんてことはないと思います。

 

ものしりくん
ものしりくん
サラダ油を名乗るための規定があるんですよ。日本では日本農林規格(JAS)で定められています。JASの基準を満たした原材料を用い、さらにJAS認定工場で製造されたもののみが ”サラダ油” を名乗ることが出来るんだよ。

 

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どうしてサラダ油の名前がついたのでしょう?

サラダ油は低温下でも長時間結晶化しないように精製されています。

サラダドレッシングやマヨネーズの原料として使えるような油です。サラダは低温で提供されることも多く、そのドレッシングが結晶化すると食感がざらついてしまいます。

そのため、サラダ油は精製したあと長期間冷やして、かたまった成分を分離させてから出荷されます。わたしたちの手元に届くのはそうした油です。

 

サラダ油とは、サラダドレッシングやマヨネーズの原料に適している、つまりはサラダに適した油ということですね。

 

JASで定められているサラダ油の原料

サラダ油は二種類以上の油は混合されていません。

二種類以上の油で混合されている油は調合サラダ油と呼ばれています。

サラダ油の原料は菜種・大豆・ごま・紅花・綿実・コーン・ひまわり・米・ぶどう(グレープシード)です。

 



菜種油・・菜種油は オレイン酸 を豊富に含んでいます。血中コレステロールを下げる効果があるため動脈硬化や心疾患の予防に効果があると言われています。

また、オレイン酸には便秘を解消する効果もありますよ。

その他、ビタミンKも豊富に含まれるため骨粗鬆症の予防にも役立ちます。カルシウムを豊富な食材(小魚や小松菜など)と一緒に食べると更なる効果が期待できます。

 

大豆油・・ビタミンK、ビタミンEを豊富に含み、骨折や骨粗鬆症の予防に役立つほか冷え性、肌や身体の老化防止に役立ちます。

ビタミンEは ”若返りのビタミン” と言われているんですよ。抗酸化作用があり肩こりや冷え性の方への効果が期待できます。

 

ごま油・・えっ!ごま油もサラダ油?なんて思ってしまいますが、ごま油もサラダ油の仲間ですよ。原料の ”ごま” には健康や美容にうれしい成分がいっぱいです。リノール酸・リノレン酸・ビタミンE・セサミン・セレン。聞いただけでも優秀な感じですね。リノール酸やリノレン酸はコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化や肥満予防にも期待できます(量には注意が必要ですが)。

また、セサミンにも抗酸化作用があり老化を防ぐアンチエイジング効果も期待できますし動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果もあります。

セレンにも同じく抗酸化作用がありますが、ビタミンEの60倍と言われています。ビタミンEと一緒に摂取することでより大きな効果が期待できそうです。

通常のごま油と呼ばれる食用油はごまを焙煎してから搾油したものですが、サラダ油の場合は原材料を焙煎せずに搾油した上で精製しています。そのためごま油の香味はありません。

 

紅花油・・サフラワーオイルとも言います。含まれている脂肪酸の内、70%がリノール酸です。過剰摂取によるアレルギー症状などの報告がなされていたこともあり、現在はオレイン酸が多くなるように品種改良された「ハイオレイックタイプ」の紅花油が多く生産されているのとのことです。

このタイプの紅花油には ビタミンEとオレイン酸 が豊富に含まれています。

オレイン酸は胃酸の分泌をコントロールする働きがありますので胃酸過多や胃潰瘍を防ぐ働きがあります。紅花油は消化吸収がはやいので、油による胃もたれの心配がある方は紅花油を使われると効果的です。

 

綿実油・・コットンシードオイルとも呼ばれます。綿実油には植物ステロールの一種である「β‐シトステロール」という成分が含まれています。主な作用に悪玉コレステロールの数値を減少させる働きがあるそうです。

また、ほかのサラダ油同様にビタミンEも含まれています。

その他「オクタコサノール」という成分もあり、呼吸によって体内へ取り入れた酸素を無駄なく全身の筋肉へ送り続ける働きがあります。運動機能の向上が期待されています。

 

コーン油・・コーン油にはビタミンEや植物ステロールが含まれています。それにより余分なコレステロールが吸収されるのを抑える働きがあり、アンチエイジングや冷え性の予防にも期待できます。

 

ひまわり油・・ひまわり油にはリノール酸が多く含まれています。紅花油と同じくオレイン酸が多くなるよう品種改良された「ハイオレイックタイプ」のひまわり油が多く出回っています。

ひまわり油のビタミンEの含有量は他の植物油より多いです。アインチエイジングや悪玉コレステロールの減少に役立ちます。

 

米油・・玄米を白米に精米する時に出る「米ぬか」から抽出される米油です。植物油は外国産が多いのですが米油は国産です。

米油は「植物ステロール」と「y‐オリザノール」という成分を豊富に含んでいます。

植物油に含まれる「植物ステロール」の量は植物油の中でトップです。大豆油の約6倍の量です。米油はコレステロールを下げる効果も植物油の中で最も高い油だと言われています。

「y‐オリザノール」は自律神経失調症の緩和に役立つと言われています。この成分は他の植物油には含まれていません。

また、油の匂いで気分が悪くなるというような現象もこのy‐オリザノールが含まれていることにより油酔い物質(アクロレイン)の発生を抑制します。

 

グレープシードオイル・・グレープシードオイルの原料はぶどう。ビタミンEとポリフェノールが豊富です。

ビタミンEの含有量はオリーブオイルの2倍にもなります。

また、ポリフェノールにより紫外線によるシミの原因「メラニン」の生成を抑える働きがあり美白効果が期待できます。

グレープシードオイルはコレステロール0%です。質感もサラッとしていて無味無臭のためドレッシングに使いやすい植物油です。

 

ののか
ののか
油の原料の種類によっていろいろな特徴があるのね。どれも身体に良さそう・・としか思っていなかった。

これからはしっかりチェック!どれが我が家にあうか、よぉ~く考えてみようっと。でも、カロリーは高いから量には気を付けなくっちゃ! どんなにアンチエイジングに効果大といっても、摂り過ぎたら元も子もないですよね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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