南部せんべい。お土産に頂いたの。素朴な味わいは、どこか懐かしいな・・
南部せんべいは小麦粉と塩と水を混ぜて練った生地を、丸い鋳型で焼いたものです。シンプルな味わいですので、何も入っていない ”白せんべい” にお好きなものをトッピングしたら朝食にもおやつにもあいそうです。
また、シンプルな ”白せんべい” の他にもスーパーなどではピーナッツ入りやごま入りのせんべいをよく見かけます。
でも、実はその他にもかぼちゃの種、りんご、いかなどを一緒に焼き込んだせんべいもありバリエーションも豊富なんです。
そうそう、南部せんべいの ”みみ” だけを切り落としたものが意外と人気で南部せんべいそのものより早く売り切れてしまうこともあるのだそうです。おつまみにも最高ですね。

南部せんべいの縁の部分は焼くときに型からはみ出た部分で、薄くてカリッとしています。この縁の部分を ”みみ” と呼びます。この部分を集めた「せんべいのみみ」は人気が高いそうです。
お茶にもビールにもあいそうですね。子供のおやつにもピッタリです。
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現在は、まとめて一枚の袋に入れられているものが多いようだけど、個包装の商品もあるからお土産にはその方が良いよね。青森県・岩手県全域が主な生産、消費地で名物なんだ。
一度ぐらいは食べたことあるかな?
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南部せんべいの由来
由来には諸説あるそうですが、ここでは一般的に広く知らている「長慶天皇創始説」をご紹介します。
時は南北朝時代。南朝の長慶天皇が名久井岳の麓(現:三戸郡南部町)、長谷寺を訪れた際に食事に困った家臣の赤松助左衛門が近くの農家からそば粉とゴマを手に入れ自分の鉄鎧を鍋の代わりにして焼き上げたものを天皇に食事として献上したそうです。これが後の南部せんべいの始まりという説です。天皇はその風味をとても気に入りたびたび、赤松に作らせたそうです。
※八戸南部氏創始説・キリスト創始伝承説もあります。
南部せんべいの裏には刻印がされています。意味があります。献上された長慶天皇はその美味しさに感激し「楠木正成に匹敵するほどの忠節」だとして楠木正成の家紋「菊水」と赤松助左衛門の家紋「三階松」の使用を許したと言われています。

※南部せんべいの裏の刻印されている模様
南部せんべいの食べ方
そのまま食べても、もちろん美味しい南部せんべい。でも、せんべい汁というお料理方法もあります。
普通の南部せんべいも美味しいけど、一工夫も二工夫もできるんですね。
ピザ風もとっても気になっちゃうな。きっとクリスピー生地のピザみたいかしら。機会があったら、ぜひぜひ頂きたい一品です。