遠州バンザイ

ボディタオルの ”和紙タオル” は浜松市遠州地方の特産品。

Pocket
LINEで送る

突然ですが、ボディタオルはどのようなものをお使いでしょうか?

浜松市には ”和紙タオル” というものがあります。実にカラフルで使ってみて本当に気持ちいいんです。薄すぎず、そして柔らかすぎず、泡立ちも良く・・・ 適度な厚みとシャリ感が心をほぐしてくれます。

 

うさっぴ
うさっぴ
和紙タオルは浜松市村櫛町(静岡濾布有限会社所在地)で開発されたんだよ。

その和紙タオルは ”からみ織り” という技法で織られているんだ。

村櫛町は浜名湖に面した町で漁師町です。そこで用いられる漁網の捩じり網が ”からみ織り” のルーツなんだって。

※ “からみ織り” とは、ねじりながら交差させた縦糸に横糸を通すことで丈夫で繊細な透け感をあわせもつ伝統の織り方です。

 

和紙タオルの開発

和紙で織ったものをボディタオルにするなんて・・破れちゃうんじゃない? 普通はこんなふうに思っちゃいますよね。

この常識を破り和紙タオル「うるわし」を開発したのが静岡濾布(ろふ)有限会社(和紙のタオル屋さん)です。平成10年のことです。

 

虹のようなカラフルな和紙タオル。浴室も華やぎますね。

和紙ボディタオル ”うるわし”直売店      うるわし屋さん

 

 

浜名湖の漁師だった先々代の松下与作は「もっと魚が獲れるような網を」と ”からみ織り” の網を開発したそうです。でも、漁師生活は楽なものではなかったのです。そこで、他の何かに使えないかと作ったのが、お赤飯やお餅用の蒸し布だったそうです。

昭和の頃、ナイロン製のボディタオルが主流で皮膚に悩んでいた主婦が試しにその蒸し布を浴用タオルとして使ったところ、とても具合が良かったのだとか。それが今の浜名湖和紙タオルに繋がっているのだそうです。

和紙タオルは使っているうちにふっくら感が増すのだそうです。立体的な織り方によって風合いが増してくるんですね。

 

 

※昔ながらの古い織機で丁寧に織られています。大量生産にはない独特のあたたかみを持つ風合いで、肌に優しい和紙のボディタオルです。

 



和紙タオルはすべて天然繊維

和紙タオルは和紙とテンセルで作られています。

あぶらとり紙にも使われる和紙、肌着にも使われるテンセル(木質パイプから作られたもの)この天然繊維で作られています。和紙は雑菌が増えにくいのでカビも生えにくいそうです。でも、使用後は出来るだけ早く水切りをして、風通しをよくして乾燥を心がけてほしいそうです。絶対にカビが発生しないわけではありませんので。

 

ののか
ののか
「和紙タオルを楽しく染めよう」の体験見学もあるそうですよ。楽染め体験タオルのお土産付きは500円で、見学のみは無料なんですって!

予約はお電話での受付のみのようなので静岡濾布(ろふ)有限会社”もしもし” してみてくださいね。

浜名湖舘山寺温泉からも近く、体験見学の所要時間も30分~60分ほど。浜名湖は観光地としても有名なところです。

浜名湖へお越しの際はちょっとだけ足を伸ばされて、和紙タオルの体験見学はいかかでしょうか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Pocket
LINEで送る