”発酵食品って身体にすごくいいんだよねぇ!” ってよく聞きますよね。
納豆・チーズ・ヨーグルト・キムチ・ぬか漬け・鮒ずし・黒にんにく・魚醤・塩辛・ワイン・紅茶・コチュジャン・トーフヨウ・甘酒 うぅ~ん、書ききれない。
調味料、飲み物、食べ物など幅広く… まだまだありますよね。
では、では、発酵食品って一言でいうと結局どんな食品のことでしょう。
発酵させるための微生物ってどんなものがあるの?
名前だけは、よく聞く微生物ばかりですよ。

カビ(麹菌・青カビ、白カビ・カツオブシカビ)・酵母菌(酵母菌・乳酸菌・酢酸菌)・細菌(納豆菌)
それらの微生物によって出来上がる発酵食品がいろいろあるんです。
麹菌からは日本酒・醤油・味噌・みりんなどです。麹菌を使うのは日本だけで、温暖多湿な日本の気候風土が麹菌の生息に適しているからなのだそうです。また、青カビ・白カビからはチーズが、カツオブシ菌からは鰹節が作られます。
酵母菌からは、酒類・パン・醤油・味噌。乳酸菌からは、ヨーグルト・ぬか漬け・キムチなど。酢酸菌からは酢が出来ます。
これは、ズバリ! 納豆菌から出来る納豆です。
※引用元 https://fufufu.rohto.co.jp/feature/51674/
考えてみれば、微生物が人間の身体に良いもの、悪いものと区別しているわけではないよね。結果として身体に有益な成分を増やしているのが発酵。悪臭の素となる成分が生成されたり、病原性の微生物が繁殖して、腹痛・下痢を引き起こしたりするのが腐敗。ということかな・・・
では、発酵食品によって人間の役に立つことって何?
どうやら、発酵食品がスゴイらしいことはわかってきました。具体的にはどのようにいいのでしょう?
なんといっても味がぐんとアップすることです。グルタミン酸やイノシン酸それにアミノ酸。発酵食品の持つまろやかな深い味を生み出します。うまみ成分がぎっしりです。また、発酵により元の食材より栄養価もぐんとアップ! いいことずくめです。
発酵によって、腐敗菌やカビの繁殖を抑えることができます。結果、保存性が高まります。
腸内環境を整えてくれます。腸内の善玉菌を助け悪玉菌を抑制します。悪玉菌より善玉菌が多い腸内フローラを整えることは健康への第一歩です。
※腸内フローラの働きは腸内の免疫細胞を活性化させ、病原菌などから身体を守る働きがあります。
発酵食品の歴史
発酵食品は8000年前には誕生していたそうなんです。考古学的には世界最古の発酵食品はワインと言われています。8000年前といえば、日本では縄文時代の初期のころ・・
それと、ジョージアの首都、トリビシ近郊ではワイン醸造の痕跡がある8000年前の土器のかけらと思われるものが発見されたそうだよ。想像もつかないような昔の人々もワインをたしなんでいたのかな。
日本では縄文時代末期に醤(ひしお)という、今でいう醤油に近い調味料の利用が始まったそう。でも、製造技術が伴わなかったため一般的ではなかったようなんだ。
遥か昔から発酵食品は人々と共にあったんですね。発酵食品の美味しさに魅せられていたのでしょうか!
発酵食品は偶然生まれたもの。健康に役立つものをと作られたものではなく、たまたま身体に良いものだとわかったということのようですね。食材をたまたまそのままにしておいたら、たまたま発酵食品が出来上がっていた、というように。
それにしても納豆のように匂いも強くネバネバしたものを、腐敗したものだとは思わずに最初に口にした人には拍手喝采です。
ダイエットやアンチエイジングにも効果があるとのこと。いいこと知っちゃった! フフッ!