平成から令和をまたいでの10連休。気が付けばもう10連休も半ばに来てしまいました。”あっ!” という間に過ぎ去ってしまいそうですね。
10連休なんて過去にあったでしょうか? わたしの記憶にはないような・・・
気候もいいし、ご家族やお友達などとお出かけもいいですよねぇ! お泊りもいいし、日帰りだって明日の心配もせず、ゆっくりと過ごせますね。(もちろん、お休み取れない方々もいらして楽しい楽しいなんて言ってはいけないかもしれませんが)

知ってびっくり! おにぎりの歴史
おにぎりの起源は、平安時代の屯食(とんじき)だと言われています。平安時代の宮中での宴の際に、下級役人に食事として振舞った食べ物です。(当初は食べ物をのせた台のことを屯食と呼んでいました。その後、台の上に乗った食べ物のことを屯食というようになりました。)
1合以上のもち米が使われた大きな卵型のもので現在のおにぎりの形の起源になります。物語として最古の記述は平安時代の「源氏物語」です。
が、それよりもずっとずっと昔、弥生時代におにぎりと思われる米粒の塊が炭化した状態で出土しているんですって!
場所は弥生時代後期の遺跡、杉谷チャノバタケ遺跡(石川県鹿島郡鹿西町)です。
なんとこの炭化米から人間の指によって握られた痕跡が発見されたのだそうです。
※炊かれて握られたものというより、おそらく蒸された後に焼かれたもので言うなれば粽(ちまき)に近いものだそうです。
また、神奈川県平塚市の北金目塚越遺跡からはおにぎり状になった炭化米が、横浜市都筑区の古墳時代後期の遺跡からは弁当箱に入れられたおにぎりと見られる炭化した米の塊が発見されているとのことです。
遥か昔からおにぎりは愛されていたんですね。きっと・・・
※屯食とは、甑(こしき:湯気を通すために底に小さな穴をあけた素焼きの土器、のちの蒸籠にあたる)で蒸した「強飯(こわいい)」を大きく楕円形に握ったもので、宮中での催しがあるときに下級役人などに振るまわれた食べ物。その形が鳥の卵に似ていることから「鳥の子」とも呼ばれていたそうです。
また、鎌倉時代末期ごろからは、うるち米が使われるようになったそうで当時はただ握り固めたものか焼き固めたものであったとのことです。
引用元:Wikipedia
呼び名は おむすび? おにぎり? どっちなの?
どっちが正解? わたしは よぉ~く考えてみると、その時々で無意識に使い分けている感じがするなぁ・・ でも、何を基準に使い分けているのかよくわからないのです。
おむすび・・古事記に記されている「産霊(むすび)」の神が起源で、山を神格化していた日本人が神の力を授かるために山型にかたどって食べたもの
おにぎり・・おにぎりは、にぎりめしが転じたもの
美味しいおにぎりに仕上げるためのポイント
美味しいおにぎりって、まずは口に頬ばるとパラっとほぐれる感じですよね。
そのためにはいくつかのポイントがあるんです。
その1・・ご飯を炊くときの水加減は少々ひかえめに。水分量が多いとパラっとならないんですね。
その2・・炊きたてのご飯で握りましょう。でも、あまりにも熱すぎると握るのに大変。バットかボウルに一度うつして軽くほぐします。そうすることで適度な水分量になり、美味しいおにぎりに仕上がるんです。
その3・・そして、一番のポイントはやさしく握ることです。軽く抑えるぐらいの気持ちでササッと握りましょう。5回以内ぐらいで握るといいようです。
石川県鹿西町(ろくせいまち)で弥生時代のおにぎりの化石が見つかったんだったよね。そして、毎月18日は米食の日。そこで、この鹿西町が町おこしのために制定したのが、6月18日のおにぎりの日なんです。
1月17日はおむすびの日。1月になぜ?と思われるかもしれませんが、1月17日と言えば阪神淡路大震災の日です。忘れらませんね。この日寒くて、悲しくて、苦しくて、そんな方たちへボランティアの人々が炊き出しでおむすびを作ってくれたのだそうです。”おむすび”は”お結び”とも書けますね。人と人との繋がりです。そんなエピソードから”ごはんを食べよう国民運動推進協議会”が定めたそうです。