「三方原の新じゃが」が、そろそろ出回り始めます。
この「三方原の新じゃが」は男爵いもです。スーパーでは主に男爵やメークインが売られていますよね。
※お取り寄せもできます。
詳しくは、こちらから・・三方原の男爵いも 三方原ポテトチップス
その名前の由来です。男爵・メークイン
男爵・・明治41年のことです。北海道では凶作続きで作物の生育が悪かったのだそうです。「川田龍吉男爵」がイギリスやアメリカからいろいろな種類の種いもを取り寄せ試験栽培を行ったそうです。
※川田龍吉・・晩年を北海道の農業の近代化のために生涯をささげた人です。

その中で「Irish Cobbler(アイリッシュコブラー)」という品種が北海道に一番適していると普及させることに努めたのです。
この「川田龍吉男爵が育てた芋」から農家の人たちによって「男爵いも」と名付けられるようになったのです。
メークイン・・原種はイギリスで「May Queen」と呼ばれていたところからきています。
メークインの誕生は男爵いもよりずっとあとの大正時代に入ってからです。北海道の厚沢部町が発祥の地です。厚沢部町では、他の品種と交わらないようにじゃがいもはメークインしか栽培されていないとのことです。管理も徹底されています。
北海道の他にメークインを優良品種に定めているところは青森・栃木・三重・福井・滋賀・兵庫・徳島・島根・福岡です。
※他にも準奨励品種として指定している県もいくつかあります。
男爵いもとメークインの特徴
男爵いも・・男爵いもはメークインよりデンプンが多く含まれています。メークインのデンプンが13%~14%に対して、男爵いもは15%ほどです。
そのため、メークインより熱に弱く煮くずれしやすいのでコロッケやポテトサラダに向いています。
メークイン・・煮くずれしにくいので煮込み料理や肉じゃがに向いています。糖分と水分が多いので揚げ物には不向きです。茶色く変色してしまいます。
ベーコンと玉ねぎを炒め、軽く味付けしたもの(コンソメや塩コショウなど)に合わせてとろけるチーズをのせて加熱したら、これもとっても美味しいよ。粒マスタードを添えてね。
じゃがいもについて
じゃがいもは米・麦・とうもろこしに並んで世界4大食物と称されています。
人間の食生活を支える重要な食材なんですよ。
炭水化物量が多いですが難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)を含んでいます。
また、ビタミンC ビタミンB1 カリウム ナイアシン 食物繊維も含まれています。
じゃがいも、優れた食材ですね。
そうそうご紹介したじゃがいものレシピ、お醤油を少しプラスすると味が引き締まって美味しくなりますよ。これ、わたし流ですが!