わたしも、今までに多くの挨拶状を頂く機会がありました。でも、思ったんです。どうして、句読点がないんだろうって・・・
日本語はひらがなも多く使われますし、句読点がないと読みにくい感じがありますよね。

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どうして句読点が使われるようになったのかな!
句読点は明治時代に入るまで使われていなかったとのことですが、最初は学校で子供たちが読みやすいようにと使われ始めたそうです。
大人に対する文章に句読点を使うのは子ども扱いをして失礼に当たるということで使われていなかったのですね。
その名残で挨拶状には句読点が使われてこなかったのです。(これはルールではなく、あくまでも慣例としてのようです。)
では、句読点が使われ始めたのはいつ頃からなんでしょう!
明治に入り活字が使われるようになると句読点がないと、とっても読みづらくなってしまいました。
そこで明治20年以降、句読点を使用するようになってきたとのことです。句読点のルールが初めて制定されたのは明治39年の文部省大臣官房圖書課の「句読法案(句読点法案)」ということなのだそうです。

句読点は子供のころから見慣れていたので、あって当然と思っていましたが実のところはそんなに昔からではなかったのですね。(といっても明治、大正、昭和、平成、そして令和と続きます。現在から思えばずっと昔から句読点はあった! ということかもしれません。)
年賀状の挨拶文について・・
では、年賀状についてはどうなのでしょうか! 年賀状についても句読点はNGらしいのです。
いざ、はがきを書こうとするとハテ? 書き出しは???ってなりませんか!
はがきを書くには頭語と結語のルールがありますよ。
頭語は拝啓・謹啓・前略などが良く知られているでしょうか!もちろんそれだけではありませんが。(文書の種類によって使われる頭語もかわります。頭語がかわれば、結語もかわります。)
頭語に対して、使われる結語も決まっています。
頭語を書きましたら、次は時候の挨拶、先方への気遣いの文章へと続きます。
拝啓 新緑の候 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
こんな具合かな! そして最後の結語は「”敬具”」になります。
でも、お友達やご家族などに出すはがきは、こだわらずに楽しいはがきにしてくださいね。メールと違ってはがき頂くと、なんだかとてもウレシイ気持ちになりますよね。