冬の厳しさが続くとあたたかい春の日差しが恋しいですね。
春が近づいてくると暖かかったり寒かったり・・ 体調の維持が大変です。
そんな時、耳にするのが「三寒四温」だね!って言葉です。
でも、本当は「三寒四温」は晩秋から春先にかけて言葉の通り3日ぐらい寒さが続き、4日ぐらい暖かい日が続くことを言います。
冬の季語なんです。
冬の気候に対して使う方・春先の気候に対して使う方が混在しています。
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三寒四温(さんかんしおん)とは
冬の季節に寒い日(3日ほど)と暖かい日(4日ほど)が続き、寒暖が繰り返される現象です。
朝鮮半島や中国北東部で典型的に現れる現象です。

シベリア高気圧や太平洋高気圧の影響を受けるので、日本でははっきりと三寒四温が現れることはあまりないようです。
春先、低気圧と高気圧が交互にやってきた際の気温の変化に対して使われることが多いそうですよ。
ほかにも思い違いをしているものがあったよ。
それは・・小春日和・・
小春日和(こはるびより)とは
「小春日和」といえば、あたたかな春の一日を思いませんか?

本当は、「小春」とは旧暦の10月のことで現在の10月下旬から12月下旬にかけてを指します。
その時期に「あぁ、今日は春のようにぽかぽかして暖かないい日だなぁ。」と感じる日のことを「小春日和」といいます。
小春日和の現象が現れる理由
冬になるとシベリアからの寒気が弱まります。そして暖かい移動性高気圧が日本を覆います。そのために「小春日和」と呼ばれるような暖かい日になるのです。
※季節のご挨拶で手紙やメールなどに「小春日和」を使うのは11月のみとなっているそうです。
外国にも「小春日和」の意味を持つ言葉があります。
※アメリカでは「インディアン サマー」と言われています。
起源は定かではなく諸説あるようですが、秋から初冬にかけて晴天が続く時期にアメリカ・インディアンが冬のために収穫物を貯蔵する作業をする慣習があったというのが一説にあります。
※中欧・北欧では「老婦人の夏」と言われています。
クモの糸が日差しに輝いて老婦人の白髪のように見えるという説があります。
インディアンサマーより一か月以上早い現象のようです。
日本の春夏秋冬においての美しい日本語
まだまだあるようです。
調べてみるのも、楽しそうです。(^^♪