今日の夕方、急いでスーパーに買い物に行った時のお話です。
以前から目にはしていたものの野菜売り場にパック詰めにされた【おかわかめ】
今日はなんとなく気になり手に取って見ていると、いつのまにか横にいた上品な奥様に「それはどうやって食べるの?」と尋ねられました。
「いえいえ、私もわからないんですが・・」とお答えしたのですが、そういえばあまり話に聞いたことないなと!
さっそくひも解いてみましょう!
おかわかめは別名「雲南百薬」といわれ、中国から長寿の薬草として伝えられたつる性の多年草です。
栄養豊富なおかわかめはゆでるとぬめりが出てきて、食感もまるでわかめのよう‥ そのあたりがおかわかめと言われるゆえんでしょう。
おかわかめはとても栄養豊富な野菜です。
カルシウム・マグネシウム・亜鉛・銅・葉酸。そしてビタミンA。これらをたっぷり持つスーパベジタブルです。
カルシウム カルシウムは骨や歯の形成にはかかせられない非常に大切な栄養素です。また、骨や歯ばかりではなく生命の維持や活動にも大切な働きをしています。ご存知の通り長期間のカルシウム不足は高齢になった時の骨粗しょう症を引き起こし骨折などの事態をまねいてしまいます。
カルシウムを多く含む食品・・牛乳、海藻、大豆製品、ヨーグルト、小魚等
マグネシウム マグネシウムはカルシウムと密接な関係にあります。カルシウムは骨に貯蔵されていますがマグネシウムも同じく骨に含まれています。カルシウムと共に身体の調子を整えてくれます。
マグネシウムを多く含む食品・・ナッツ類、海藻、魚介類等
亜鉛 亜鉛の不足は味覚障害を引き起こす原因と言われています。無理なダイエットには気をつけたいものです。
亜鉛を多く含む食品・・かき、うなぎ、肉類等
銅 銅は鉄と共に貧血を防ぐ役割があります。どちらが不足しても赤血球をうまく作れず、結果貧血を引き起こしてしまいます。
銅を多く含む食品・・かき、するめ、レバー、ナッツ類、大豆、ココア等
葉酸 葉酸はビタミンB群の仲間になります。胎児の正常な発育に役立つ働きをしています。成人に関しては循環器疾患を防ぐという研究結果が報告されています。
葉酸を多く含む食品・・レバー、緑黄色野菜等
ビタミンA のどや気管支の粘膜を細菌から守り、視力の低下を予防するなど重要な役割を担っています。
ビタミンAを多く含む食品・・緑黄色野菜、うなぎ、レバー、卵、チーズ等
※これらの栄養素は単独での働きというよりお互いに密接にかかわりを持ち、またその他の栄養素とも共に協力し合い大切な私たちの身体を守り続けてくれます。好き嫌いなく頂くということは健康な身体を維持し幸せな人生を歩むということにつながっているんですね。
おかわかめのおかげで改めて大切なことに気づかされました。
※おかわかめは育てやすく栽培も簡単です。グリーンカーテンにも良いようです。
※おかわかめは生のままだと苦みが気になるので15秒ほどゆでてから冷水にとり、わかめのように他の野菜と混ぜてポン酢や中華風ドレッシングで和えて食べるのがおすすめです。お味噌汁やスープにいれてもグッドです。
