フリー記事

【日の出】見えた太陽は地平線より下にある!不思議の理由は光の屈折!

Pocket
LINEで送る

きょうは2018年12月でもうすぐクリスマスです。

クリスマスを過ぎればあっという間にお正月ですね。

お正月には初日の出を見にお出かけされるでしょうか?

初日の出を待つ時って気持ちが高揚してきますね。

なんだか太陽の色も燃えるようにきれいに見えます。

そこでこの機会に、日の出について調べてみましたらなんとびっくりでした。

 

 

初日の出を見るとき、地平線(水平線)から太陽がちょこっと顔を出すと”ウワァ~初日の出だぁ!”と思いますね。

そうです。その瞬間が日の出となります。

では、日の入りは?

太陽が地平線に隠れ始めたときでしょうか? いいえ、太陽が沈み切った、その瞬間です。

 

うさっぴ
うさっぴ
日の出・日の入りの定義は「太陽の上辺が地平線(水平線)に接して見える瞬間の時刻」を指すんだよ。

 

日の出の時の太陽って地平線上にあると思っていたら・・実は違ったんです。

※前提として地平線上(水平線上)に何も障害物がないこととし、東京基準とします。

日の出を見るとき、太陽が顔を出す瞬間に太陽が自分の目の先に位置していると思うかもしれませんが実は太陽は地平線より50分角下に位置しているのです。             ※50分角というのは(50/60)度の角度ということです。(1度の角度は60分の角度に相当します。)

 

ものしりくん
ものしりくん
それは大気により光の屈折があるためで、実際に地平線に太陽が顔を出す前に私たちの目には太陽が見えてしまっているんだ。 

 

では、本当に地平線に太陽の上辺が達するのはいつでしょう。

計算上は日の出と思って太陽が見えたその時から約3分後ということです。

このことからもわかるように日の入りは約3分遅いということになります。

さすがに宇宙の話となるとダイナミックかつ繊細ですね。

日の出のときに見える太陽の光って実は8分も前の光なのです。

日の出の時の光に限らず光にも速度があるのです。

よく〇〇光年とか宇宙の話ではよく出てきます。

1秒間に地球を7回半まわることができる速度です。

1光年は光が1年かかって届く距離をいいます。

地球と太陽の距離は約1億5千万キロメートルです。

で、そこから計算すると今見えたと思ったいる太陽の光は太陽が約8分20秒前に放った光ということになります。

月から地球までは2秒もかからないということです。

光の速さはすごいです。

日の出前、日の入り後は真っ暗ではありませんね。

日の出前や日の入り後は空がぼんやりと薄明るい状態です。

これを「薄明」と呼びます。

この薄明も「市民薄明(常用薄明)」・「天文薄明」などの段階に分けて考えられることがあります。

「市民薄明」・・「灯火なしで屋外の活動ができる」ことが目安とされています。

日本においては日の出前、日の入り後30分間ほどです。

 

「天文薄明」・・「空の明るさが星明りより明るい」が目安となっています。

日の出前、日の入り後1時間30分ほどです。

ところで地平線(水平線)ってどれほど遠いでしょうか。

地平線まではどんなに距離があるのかと思われるかもしれませんが、実は意外と近いのです。

目の高さが地面から170cmの人の場合を例にとってみますと、計算上は約4.65Km先が地平線です。(高い山の上からだったらもっと距離は長いですが、山の高さによって変わるので何Km先とかは一言では言いあらわすことができません。)

 

ののか
ののか
今回はなかなか興味深い調べものが出来ました。

宇宙はどこまでも神秘的で、ダイナミックです。

地球の生き物すべてがその一員なんですね。

 

 

Pocket
LINEで送る